スバルの新型SUVのアセントの最新情報を本記事ではご紹介します。
新型SUVアセントは、最新のプラットフォームSGPを搭載したフォレスター、アウトバックを上回る大型SUVとなり、かつて発売されていたトライベッカの実質新型モデルとも言える存在です。
日本発売はなく、2018年初夏に米国で発売されましたが、今回はそのスバルの新型の大型SUV「ASCENT(アセント)」の最新情報をお伝えします。
【スバルの新型車情報はこちら】
>>スバルのモデルチェンジ最新情報
>>レヴォーグのマイナーチェンジ、年次改良情報
>>アウトバックのマイナーチェンジ、年次改良情報
アセント 2024年(2025年モデル)の改良情報
アセントは、2024年8月15日に2025年モデルを発表しました。
アセントの2025年モデルの主な内容は、
- ブロンズエディションのデビュー
- オニキスエディション・ツーリングをラインナップに追加
- ベーストリムの廃止
- レーンチェンジアシストとリアクロストラフィックアラートを備えたブラインドスポットディテクションがモデルライン全体で標準装備
- 緊急停止支援機能が標準装備
等といった内容になります。
【ブロンズエディション】
7人乗りのリミテッドトリムをベースに、サイドクラッディング、フロントインテークカバー、20インチアルミホイールに専用のブロンズ仕上げを追加した内容のエディション。
内側のシートにはブラックのStarTex撥水素材が敷かれており、キャビン全体にコントラストの効いたブロンズカラーのステッチが施されており、ヒーテッドレザー巻きステアリングホイールには、ブロンズステッチとブロンズ仕上げのセンタースポークインサートがある。
【オニキスエディション・ツーリング】
ツーリングのすべての機能が含まれており、標準のオニキスエディションのユニークなエクステリアとインテリア要素と20インチアロイホイールが追加された内容となる。
ナッパのレザー仕様のパワー、シルバーのステッチが施されたブラックのベンチレーテッドフロントシート、ブラックにグリーンのステッチが施された高級なレザー巻きヒーター付きステアリングホイールがオニキス エディション ツーリング専用となる。
アセント 2023年(2024年モデル)の改良情報
アセントは2023年秋に一部改良した2024年モデルを発売。
改良内容は、
- 最新型のアイサイト標準装備
- ワイヤレス Apple CarPlayおよびワイヤレス Android Autoが標準装備
- 11.6 インチ マルチメディア プラス システムを標準装備
等といった内容となります。
アセント ビッグマイナーチェンジを2022年に実施
アセントは2022年に2023年型として大型改良を実施しました。
大型のフロントグリルデザイン
今回のマイナーチェンジにて外観デザインはフェイスリフト。
改良後のデザインの特徴は大型グリルを採用。
さらには、LED式ヘッドライトとフロントバンパーカバーも新たなデザインへと変更。
ワイドアングルモノカメラを追加した最新のアイサイトを搭載
新型アセントの予防安全装備には「アイサイト・ドライバーアシストテクノロジー」を搭載。
その特徴は、アイサイトのステレオカメラと連動する「ワイドアングルモノカメラ」を採用している所となります。
3眼タイプとなったこの新世代アイサイトは、2023年に日本発売のクロストレック(新型XV)にも搭載されることが発表されています。
また、その後発売される次期インプレッサや次期フォレスターへの搭載も期待できそうです。
その他改良内容
さらには、11.6インチの「スバル・スターリンク・マルチメディアプラス」を新たに装備されます。
また、360度を見渡せるサラウンドビューモニターを搭載した所も注目点となります。
スバル アセントのコンセプトがこれだ!外観・内装デザイン
アセントのコンセプトに関する情報は以下の通りです。
スバル 新型SUV「アセント」誕生!ニューヨークオートショー2017でコンセプト公開
スバルが新規車種を発表するのは、レヴォーグ以来となります。
新型SUVの名称がついに「ASCENT(アセント)」に決まったわけです。
まずは、市販モデルに近いコンセプトカーの「SUBARU ASCENT SUV CONCEPT」が「2017年ニューヨーク国際オートショー」にて公開されたわけですが、そのデザインを見ていきましょう。
アセントコンセプトのエクステリア(外観)デザイン
こちらがアセントのエクステリアの画像になります。
スバルのデザインフィロソフィー「DYNAMIC×SOLID」を元に3列シートSUVとして堂々たるサイズ感を表現。
アセントconceptのボディサイズ
- 全長5050mm
- 全幅1990mm
- 全高1840mm
- ホイールベース2970mm
レガシィ以上に大型でワイルドなグリルデザイン。そして先代インプレッサの後期型を彷彿させるフォグランプ前のキバ状のメッキが目を惹きます。
サイドビューに関しては、アウトバックの上級モデルといった印象を受けるデザインに。
リアデザインは、新型インプレッサ、新型XVのコンセプト時と同系統のデザイン。また、アウトバックを上回る上級感が漂います。
アセントコンセプトのインテリア(内装)デザイン
こちらが、アセントコンセプトのインテリア(内装)の画像です。
あくまでコンセプトカーではあるものの、上質で次世代感が漂うスバル史上最高峰のデザインと言えるのではないでしょうか。
一つ気になったのが、コクピットがアウディのバーチャルコクピット風に見えるという所。
アセントは、スバルのフラグシップSUVになると言えるだけに、どこまで最新のテクノロジーが市販モデルで採用されるのか注目処。
次期レガシィ等でもこのようなデザインが採用されていくことが想定できますし、新型インプレッサ以降、スバル車の内装のクオリティの向上は凄まじいものを感じさせられます。
アセントコンセプトの公式動画
アセントコンセプトのスバル公式動画も公開されているので、是非一度ご覧下さい。
スバル アセントの市販モデルの最新情報!新型3列シートSUV登場
アセントの詳細情報は以下の通りとなります。
スバル アセントの外観・外装(エクステリア)デザイン
ポイント
- スバルのデザインアイデンティティ「ダイナミック&ソリッド」を活かしたフロントマスク
- 6角形のフロントグリルは、レガシィと同テイストであり、これはフラグシップモデルに与えられるデザインと思われる
ポイント
ヘッドライトにはスタイリッシュなコの字型ランプを採用
ポイント
- ウインド周り、ドアハンドル、サイドバンパーには、メッキバーを装備
- ロングボディを活かしたダイナミックなスタイル
ポイント
- リアコンビランプの間をメッキバーが埋め込むようなデザインを採用
- アセントは各部分にメッキパーツが採用されており、フラグシップらしさを表現
アセントのボディサイズ
・全長4,998mm
・全幅1,930mm
・全高1,819mm
スバル アセントの内装(インテリア)デザイン
ポイント
- 5代目新型インプレッサと同テイストの内装デザインを採用
- フラグシップSUVらしく質感高いデザインが特徴
ポイント
- 6.5インチ・タッチスクリーンを採用
- マルチメディア・システム「SUBARU STARLINK」を標準装備(「Android Auto」と「Apple CarPlay」に対応)
- 上級グレードでは8インチバージョンを装備
ポイント
- トリプルゾーン・エアコンを採用
- 上級グレードには、革巻きステアリングホイール、レザーシート、プライバシーガラス、電動調節式ドライバーシート、フロントワイパーデアイサー、ヒーター内臓フロントシート等を装備
ポイント
- 乗員数は8名。ただし、オプションにてキャプテンシートに変更する「7人乗り」も可能
- 7人乗り仕様の2列目シートに2名掛けとなるキャプテンシートはスバル車初
最上級グレードには、
- クロームの外装トリム
- ウッドトリム
- ベンチレーション機能内蔵フロントシート
- 自動ワイパー
- レザー張りインテリア(ジャワブラウン)
- ヒーター内臓ステアリングホイール
等を装備。
スバル アセントのプラットフォームにSGP
新型SUVのアセントには、スバルの新世代プラットフォームSGP(スバルグローバルプラットフォーム)が採用されます。
大型SUVということで、SGPの限界範囲最大のボディサイズとなります。
スバル アセントのパワートレイン情報
スバル アセントのパワートレインには、新開発エンジンとなる「2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジン(FA24型)」を搭載。
FA24型エンジンスペック性能
・最高出力:260hp
・最大トルク:38.3kgm
トランスミッション
アセントのトランスミッションは8速の変速ロジックが与えられたフル電子制御自動無段変速(CVT)「スポーツリニアトロニック」を採用。
ステアリングホイールにあるパドルにて8段のステップシフトが可能となっている。
スバル アセントの先進安全装備に「アイサイト」+「アイサイトアシストモニター」
スバル アセントの先進安全装備には、
- アイサイト
- アイサイトアシストモニター
- ステアリング連動ヘッドランプ
- ハイビームアシスト
- 後退時自動ブレーキ
- 後側方警戒支援システム
を採用。
日本で人気のアイサイトツーリングアシストは搭載されていない。
スバルアセントの日本発売はなし!代替車種は・・・
スバル アセントの日本発売は現時点ではありません。
日本では、ボディサイズのこと等を考えると需要が少なく、今後も可能性は低いと思われます。
しかしながら、ライバルのマツダに関しては、CX-9をベースにしたCX-8を日本発売させてヒットさせています。
このことから、日本のスバリストの間ではスバル版のCX-8ことミニアセント導入に期待が集まります。
今後予想できるのは、
- アセントをベースにした日本向け大型SUV
- レガシィアウトバックの3列シートモデル
- フォレスターの3列シートモデル
のいずれかの発売といった所です。
スバル 新型トライベッカ実質復活
スバルは、以前、2005年に北米にて「スバル B9トライベッカ」という大型SUVを発売していました。
このトライベッカの名前の由来は、ニューヨーク市マンハッタン南西部のトライベッカ地区から名づけられています。
レガシィと基本プラットフォームは同様のものが用いられており、エンジンには、3000cc水平対向6気筒エンジンEZ30を搭載。
そして7人乗り3列シートが採用(5人乗り2列シートの設定もあり)されていました。
その後、ヨーロッパ、オーストラリア等でも展開し、2007年にはマイナーチェンジを実施して新しいフロントマスクに加え、エンジンを3600ccへ拡大させた新型エンジンEZ36を搭載しています。
そんなトライベッカは、日本でもレガシィアウトバックを上回る上級SUVとしての導入が期待されましたが、残念ながら、2014年1月に生産終了となり幻のSUVとさえ一部で言われる存在となってしまいました。
事の発端は「際立とう2020」
元々、トライベッカ後継SUVの登場が確実となったのは、2014年5月に発表された中期経営ビジョン「際立とう2020」でのことでした。
この「際立とう2020」の資料には、新商品追加の項目の2017年~2018年頃の部分に「北米 NEW SUV」の記載が。
【出典:際立とう2020】
現在、スバルのSUVは主力市場となる北米では、「アウトバック(日本名レガシィアウトバック)」、「フォレスター」、「クロストレック(日本名XV)」がラインナップされていますが、トライベッカがなくなって以来ラインナップされていない大型SUVがこの「北米 NEW SUV」に当てはまると見られていました。
アセントコンセプトの前にロサンゼルスモーターショー2016にてコンセプトカーを公開していた
アセントコンセプトの前身となるコンセプトカー「VIZIV-7 SUV CONCEPT」が公開されたのは、2016年11月18日(現地時間)に開催されているロサンゼルスモーターショーのことです。
<VIZIV-7 SUV CONCEPT>
「VIZIV-7 SUV CONCEPT」のボディサイズは全長5200×全幅2030×全高1860mm、ホイールベースが2990mm、タイヤサイズは265/55 R21。
この「VIZIV-7 SUV CONCEPT」についてスバルは以下の公式リリースを出していました。
このSUBARU VIZIV-7 SUV CONCEPTは、スバルラインアップ上最大となるボディスタイルで、将来のスバル多人数SUVを提示しています。3列シートの全座席においてゆとりある室内空間を提供するボディサイズとスバル共通のデザインフィロソフィー“DYNAMIC x SOLID”を採用し、2018年にスバルが北米市場に導入予定の3列ミッドサイズSUVのサイズ感を表現します。
【出典:スバル公式リリース】
これこそトライベッカ後継の新型の3列シートSUVと期待され、ついに2017年この「VIZIV-7 SUV CONCEPT」の市販モデルとなるアセントのコンセプトカーが登場することとなりました。
スバルアセントのライバルにはマツダCX-9とフォードエクスプローラーを想定か
実は、アセントのテストカーの撮影時に、テスカーと共に、マツダのCX-9とフォードのエクスプローラーが比較車両として映っていました。
これらの車種は共に全長5m、全幅1.9mを越えるビッグサイズの北米向けSUVであり、まさに比較車両としてはピッタリとも言える存在です。
<マツダCX-9のボディサイズ>
- 全長5065mm
- 全幅1930mm
- 全高1728mm
- ホイールベース2870mm
<フォードエクスプローラ―のボディサイズ>
- 全長 5020mm
- 全幅 2000mm
- 全高 1805mm
- ホイールベース 2860mm
ちなみに、マツダのCX-9については、2016年に10年ぶりにフルモデルチェンジされた3列シート7人乗りのSUV。
スバルとしては、アセントのライバル車種としては、新型CX-9が最も意識しているというのは間違いないと言えるでしょう。
アセントに関する続報が入れば、追ってお伝えします。
おまけ
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