スバル 新型レヴォーグの年次改良とマイナーチェンジに関連する情報を本記事では徹底的にご紹介します。
内装、外観、新型ターボエンジン、アイサイトXの搭載等々、圧倒的なフルモデルチェンジで進化したレヴォーグ。
そんな2代目となる新型レヴォーグに関する年次改良とマイナーチェンジ、3代目となる次期レヴォーグで今後考えられる内容をご覧ください。
【スバルの新型車情報はこちら】
>>スバルのモデルチェンジ最新情報
>>インプレッサのフルモデルチェンジ最新情報
>>フォレスターのフルモデルチェンジ最新情報
新型レヴォーグ 2023年のD型の年次改良変更点
2023年10月25日に新型レヴォーグはD型へ改良されました。
2023年の改良点は、
- 従来のステレオカメラに新たに広角単眼カメラを追加した新世代アイサイトの採用
- デジタルマルチビューモニターに360°の3Dビュー表示機能等を追加
- ハーマンカードンサウンドシステムを「GT-H EX」にオプション、「STI Sport」グレードに標準装備
- スターリンクにリモートエアコン機能を追加
- Apple CarPlayのワイヤレス接続に対応
- クリスタルホワイト・パール(有料色)と入れ替えでアステロイドグレー・パール(有料色)を設定
となります。
2023年は、外観等のデザイン変更が注目されましたが、デザインの変更はなく、装備の改良中心となっています。
D型レヴォーグで注目の改良・変更内容は次の通りです。
新型レヴォーグ AVHのボタンワンタッチ化
新型レヴォーグではオートビークルホールド(AVH)を作動させる場合は、先代のボタン式ではなくナビ画面から操作する方式へ変更。
しかしながら、ナビ画面からAVHをオンにするには複数回のタッチが必要であったため、ワンタッチ化か先代用のようなボタン式の追加がユーザーから期待されていました。
これがD型レヴォーグでは、ナビディスプレイのトップ画面にAVHボタンとアイドリングストップボタンを配置して、ワンタッチでAVHのオンとオフの設定をすることが可能となっています。
新型レヴォーグ 特別仕様車でSTISportsにブラックカラーシート追加
先代レヴォーグでは、STIスポーツグレードでもボルドーではなく黒色のシートを選択できる「STI Sport EyeSight Black Selection」という特別仕様車が設定されたことがありました。
今回の新型レヴォーグでも、D型にてSTI Sportをベースに、ウルトラスエードシートを装備した黒内装の特別仕様車「Black Interior Selection(ブラックインテリアセレクション)」が追加されました。
360度ビューカメラ(デジタルマルチビューモニター)追加
スバルにもトヨタのパノラミックビューモニターや日産のアラウンドビューモニターのようなモニターで空から360度見渡せるような映像を確認できる機能が今回デジタルマルチビューモニターに設定されました。
ちなみに2023年に日本発売のクロストレック(新型XV)には、360度ビューカメラ(デジタルマルチビューモニター)が採用されている為、このデジタルマルチビューモニターがレヴォーグにも展開された形となります。
第3のカメラ追加の新世代アイサイト採用
これまでレヴォーグのアイサイトにはステレオカメラが採用されていましたが、2022年に年次改良した米国仕様のアウトバックとアセントには第3カメラとして広角単眼カメラが追加されています。
アイサイトに第3のカメラ追加は、2023年に日本発売のクロストレック(新型XV)でも採用されています。
そこで、レヴォーグも2023の年次改良にて第3のカメラが追加された新世代アイサイトが採用されるようになりました。
派生モデルの登場
レヴォーグの車高を上げてSUV化したレヴォーグの派生モデルの「レイバック」が追加されました。
以上が2023年のレヴォーグの改良内容の情報となります。
新型レヴォーグ 2022年のC型の年次改良変更点
2022年11月24日に新型レヴォーグのC型となる年次改良を発表しました。
2022年の改良変更点は、
- ヘッドランプ/室内灯消し忘れ時の自動消灯機能の追加
- リレーアタック対策(スマートキーへスリープ機能、およびモーションセンサーの搭載)
- ライティングスイッチの操作性の見直し
となります。
以上が2022年の改良内容です。
新型レヴォーグ マイナーチェンジ予想変更点!2024年のE型でアイサイトX2(仮)搭載か
2024年のマイナーチェンジ(年次改良)にてE型となる新型レヴォーグが発売されると思われます。
その2024年の年次改良で予想できる変更点は以下の通りです。
ハンズフリーの全車速対応化
新型レヴォーグのビッグマイナーチェンジとなる可能性のある2024年のE型で予想できるのは、アイサイトXのさらなる進化。
そのヒントとなる情報があります。
それは、スバルがすでに発表している”STEP”と名付けられた新中期経営ビジョンでは、2024年に自動運転機能に関する機能向上を思わせる内容が載っていることです。
2024年高速道路等(レベル2以上)と記載されており、ハンズフリー機能の制限速度引き上げや全車速対応化等が期待できます。
また、アイサイトXのハンズオフ走行が全車速に対応することが2023年に入ってから一部で報道されています。
この進化したアイサイトXが実用化されれば、WRX S4とアウトバックでも採用されることが予想できます。
自動駐車支援機能にも注目
上の資料には、2024年以降に自動運転レベル2以上&自動駐車(レベル4)を目指すと見られる内容が資料の下部に記載されています。
このことから、新型レヴォーグの2024年のマイナーチェンジのタイミングでハンズフリーを50㎞/h以上でも利用可能にし、駐車支援機能の追加も期待できると言えそうです。
現行型レヴォーグはいよいよモデル末期へと近づいていますが、以上の先進装備を搭載することで次のモデルまでつなぐと予想します。
そしてここからは3代目となる次期レヴォーグについて触れていきます。
次期レヴォーグのフルモデルチェンジ予想!2025年以降の3代目はどうなる?
次期レヴォーグについて現時点で予想できる内容を以下解説します。
次期レヴォーグ 次世代e-BOXER搭載でハイブリッド化と予想
これまでターボエンジンが搭載されてきたレヴォーグですが、フルモデルチェンジを機にいよいよハイブリッド化すると当サイトでは予想しています。
その理由としてスバルは今後電動化を進める方針であり、2023年8月の新経営体制での方針発表で電動のアップデートを掲げているからです。
さらにスバルは2024年5月28日に、水平対向エンジンと電動ユニットを組み合わせた次世代のハイブリッドシステム「次世代e-BOXER」を発表しています。
次世代ハイブリッドは、2025年から次世代e-BOXERを提供する見通しであり、新型フォレスターとクロストレックに搭載することがすでに発表済みです・
スバルの次世代ハイブリッドシステムは、スバルの水平対向エンジンとトヨタのTHSを組み合わせたスバルの良さを活かしたストロングハイブリッドであり、マイルドハイブリッド式を採用していたこれまでのe-BOXERよりも大幅に燃費性能が向上することが期待できます。
このようにスバルが電動化に力を入れていることや、昨今の世界的な電動化の流れを考えると、次期レヴォーグにも次世代e-BOXERが搭載される可能性が考えられます。
次期レヴォーグの日本発売時期の予想!2026~2027年と推測
近年のスバル車は、以下の通り6~7年でフルモデルチェンジする傾向にあります。
- インプレッサ:7年(2016年→2023年)
- フォレスター:6~7年(2018年→2024~2025年)
- レヴォーグ:6年(2014年→2020年)
- WRX S4:7年(2014年→2021年)
- アウトバック:7年(2014年→2021年)
これを踏まえると現行型レヴォーグは2020年にデビューしているので、その6~7年後の2026年か2027年に3代目へフルモデルチェンジすると予想。
新型レヴォーグのモデルチェンジに関する最新情報が入れば追ってお伝えします。
新型レヴォーグのコンセプトカー「SUBARU VIZIV TOURER CONCEPT」
スバル次期レヴォーグのコンセプトカーと思われるモデルがスイスのジュネーブモーターショー2018にて世界初公開されました。
その名もSUBARU VIZIV TOURER CONCEPT(ヴィジヴ ツアラー コンセプト)。
次期WRX S4のコンセプトと見られる「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」(東京モーターショー2017にて公開)に続いての披露となり大きな注目を集めています。
新型レヴォーグコンセプトと見られるヴィジヴ ツアラー コンセプトは以下の内容となっています。
ヴィジヴツアラーコンセプトのポイント
- SUBARUが代々受け継いできた高い実用性と走りを両立したワゴンモデルを念頭に置き、現在のデザインフィロソフィ“DYNAMIC x SOLID”に基づき、ツアラーとして表現
- スバルが2020年頃に実現を見込む高度運転支援技術を、水平対向エンジンやシンメトリカルAWDがもたらすパフォーマンスと融合し、スバルならではの安心で愉しいツアラー像を表
- 性能を一層向上させた次世代アイサイト、レーダー、高精度GPS・地図等の採用により、究極の安全として「自動車事故ゼロ」の実現を追求
- ボディサイズ(全長 X 全幅 X 全高) : 4,775mm X 1,930mm X 1,435mm、ホイールベースは2730mm
- タイヤサイズは245/40R20、乗車定員は4名
新型レヴォーグ フルモデルチェンジ後の外観(エクステリア)デザイン
新型レヴォーグのコンセプトと言える「SUBARU VIZIV TOURER CONCEPT(ヴィジブツアラーコンセプト)」の外観デザインを詳しく見ていきましょう。
ポイント
- フロントグリルにはおなじみのヘキサゴングリルから始まる前傾姿勢の硬質なボディ
- ヘッドライトがこれまでのコの字型ランプとデザインが異なる所にも注目
- フロントウインドウ上部分の外側には次世代アイサイトと見られるステレオカメラを装備
内側から強い圧力で張り出した躍動感あふれる4つのフェンダーを組み合わせ、走りの愉しさを強調。
ダイナミックでかつ、カーブを緩やかに描くキャラクターラインにも注目。
また、カーボンエアロのバンパーがスポーティなスタイルを表現するとともに、サイドビューはクーペSUV風のスタイルとなっています。
現行レヴォーグと異なってサイドのメッキモールが、ウインドウ周りを一周しています。
コンビランプには、シャープなデザインとなったコの字型ライトが採用。
また、リアには大きなカーゴスペースを設け、道具としての高い実用性が備えられています。
エクステリアについて注目ポイントをまとめると以下の通りです。
外観の注目ポイント
- フロントグリルがこれまでの3つの横ラインが入ったデザインではなく、インプレッサやWRX S4同様のデザインテイストになっている
- エアインテークは健在
- ヘッドライトのデザインがこれまでのスバルになり新形状を採用
- サイドウインドウのメッキモールが一周している(現行は下部のみとなっている)
- フロント、サイド、リアバンパーにカーボンエアロを採用
新型レヴォーグの外観は、このヴィジヴツアラーコンセプトに近いデザインが再現されています。
新型レヴォーグ フルモデルチェンジ後のボディサイズ
コンセプトモデルのSUBARU VIZIV TOURER CONCEPTのボディサイズは以下の通り。
ポイント
- 全長:4,775mm
- 全幅:1,930mm
- 全高:1,435mm
これは大きすぎるように感じますがあくまでコンセプトならではの大きさです。
市販モデルは、実際にはもっと小さなサイズとなります。
新型レヴォーグのボディサイズがこちらです。
- 全長:4,755mm
- 全幅:1,795mm
- 全高:1,500mm
新型レヴォーグ フルモデルチェンジ後の内装(インテリア)デザイン
縦型の11.6インチの大型ディスプレイが採用され、北米の新型アウトバックに近い内装デザインへと進化。
さらにオプションでアイサイトXを選択した場合、フルデジタルメーターも備わり、かなり先進的なコクピットデザインとなっています。
また、ダッシュボード下やドア部分に関しては、新型インプレッサ系統のデザインを活用したように伺えます。
新型レヴォーグ フルモデルチェンジでプラットフォームにSGP採用。フルインナーフレーム化
新型レヴォーグのフルモデルチェンジで大きなポイントとなるのがプラットフォームの刷新です。
次期レヴォーグのプラットフォームには、新世代プラットフォームのSGP「SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバル グローバルプラットフォーム)」が採用される見通し。
このSGPのポイントは次の通りです。
SGPのポイント
- 総合安全性能のレベルの大幅引き上げ
- 徹底した高剛性化とさらなる低重心化により、優れた危険回避性能の実現
- 剛性の高さと抜群のステアリングレスポンスにより、揺れが少ない安定した走り
- 不快な振動騒音が少なく車内が静か
- 走りの質感の高さに貢献
スバルがこだわっている動的質感をより高めた乗り心地を再現することが可能で、5代目インプレッサは、SGPを採用したことで、スバルの武藤直人専務が「レオーネ が レガシィ になった時以来の大変化」と表現されたほどです。
さらに新型レヴォーグでは、フルインナーフレームが採用された所も注目です。
新型レヴォーグに新設計ダウンサイジングターボ 1.8L(CB18型)採用
2016年12月に日刊工業新聞が2021年度にスバル車の世界生産に占めるターボチャージャー(過給器)付きエンジンの搭載比率を約1割から8割に引き上げる予定であることを報じました。
さらには、
- 19年度に排気量1800ccの新型過給器付きダウンサイジングエンジンを開発し、スポーツワゴン「レヴォーグ」次期モデルなどに順次搭載をする計画
- 2019年に1800cc、2020年に1500ccの過給器付きダウンサイジングエンジンの量産を群馬製作所(群馬県太田市)で始める
- 現在の2000ccと、同1600ccのエンジンが今後は、新型の1800cc、1500ccエンジンに置き換わる
ということも記載されています。
実際には、新型レヴォーグには排気量1800ccの新型過給器付きダウンサイジングエンジンを採用。
新型レヴォーグの先進安全装備 アイサイトX
スバルは、2020年に高速道路で自動運転が可能となるアイサイトを投入予定であることを発表していました。
これがアイサイトXの名称で新型レヴォーグに搭載されることになりました。
ちなみに、2022年にはモービルアイ製の単眼カメラを採用したアイサイトの導入の噂もあります。
おまけ
あなたが今乗っている車がいくらで売れるかご存じですか?
何も知らずに車下取りに出してしまうと、安く買い取られて大きく損する恐れがあります。
本来200万円で売れる価値があったのに、100万円で下取りされてしまうと100万円の損となってしまいますよね。
そうならないためにも、事前に愛車の現在の売却価値を知っておく必要があります。
例えば、200万人以上の利用実績があるこういった有名なサイトを使えばあなたの車が最高いくらで売れるのかをスグに調べられます。
完全無料で調べられるので、損をしないためにもあなたの車の最高買取額をチェックしてみませんか?