日産自動車のコンパクトSUVのキックスがいよいよフルモデルチェンジを行います。
北米市場ではすでに次期キックスの詳細情報が公開されており、現在は日本仕様の次期キックスの発表が待たれる状況。
2代目となる新型キックスは、洗練されたデザインと最新技術を採用しており、ライバルの人気車種であるヤリスクロスやヴェゼルなどとかなり良い勝負になる可能性があり、注目の新型車でもあります。
そんな次期キックスについて現在分かっているデザインや仕様などの特徴、日本発売に関する内容等についてお届けします。
次期キックスのフルモデルチェンジ最新情報
日産は、2024年3月22日にフルモデルチェンジした北米仕様の次期キックスの情報を公開しました。
次期キックス(北米仕様)に関する情報として、2024年現在判明している内容は以下の通りです。
- 外観デザインは高級感あるデジタルコンパクトSUV
- 内装デザインはモダンな雰囲気
- ボディサイズを拡大
- 充実した装備
- 直列4気筒 2.0リッターエンジン搭載
ここでは、それぞれの情報を見ていきましょう。
外観デザインは高級感あるデジタルコンパクトSUV
次期キックスの外観デザインは、「高級スニーカーのような洗練されたデザイン」とアピールされており、先進的で質感高い力強い印象のデザインが採用されています。
フロントデザインに関しては、水平基調のLEDライトがグリルを囲むように配置された脱Vモーショングリルと思える程のデザインを採用。
ボディ上部のスッキリとしたデザインに対して、ワイドでかつスクエアな形状のフェンダーとの対比が特徴的であり、それが堅牢でタフな印象を生み出しています。
ちなみに先に中国で発表されている新型パスファインダーも同様のグリルであることを考えると、今後の日産の新型車はこのグリルデザインが基本となる可能性が考えられます。
次期キックスのボディサイドは、高級スニーカーのソールからインスパイアされたとされる立体的な造形がアクセントとなり、スポーティな雰囲気を感じさせられます。
リアのデザインに関しては、フェンダーに沿って配置されているフルLEDのテールライトが、まるでテールゲートを分割しているかのようなデザインとなっている所が印象的。
内装デザインはモダンな雰囲気
次期キックスの内装デザインは、モダンで上質な雰囲気に仕上げられており、「モダンで繭に包まれるような感覚」とされています。
インストルメントパネルには、12.3インチのデジタルメーターとインフォテインメントシステムを組み合わせたデュアルディスプレイが採用されており、先進的で見やすいレイアウトになっているという特徴があります。
インテリアの随所に上質な素材が活用されており、レッドステッチやカーボン調加飾が施されるなど、ワンランク上の質感を実現。
また、シートに関しては、キックス初の「ゼログラビティーシート」が全席に採用されており、快適な姿勢を保ちドライブにおける乗員の疲労軽減が期待できます。
充実した装備
次期キックスには、最新の安全装備や利便性の高い機能が採用されるなど装備が充実しています。
安全装備に関しては、「日産セーフティシールド360」と呼ばれる全方位運転支援システムが全グレードに標準搭載。
セーフティシールドには、
- 歩行者検知機能付きエマージェンシーブレーキ
- BSW(後側方車両検知警報)
- RCTA(後退時車両検知警報)
- LDP(車線逸脱防止支援システム)
- ハイビームアシスト
といった機能が備わっています。
さらに最上級グレードに関しては、プロパイロットも装備。
その他の装備としては、
- タイヤ空気圧警報システム
- 車内の忘れ物を知らせるリアドアアラート
- インテリジェントDA(ふらつき警報)
などの運転支援機能が標準装備されます。
オプションでは、電動パノラミック・サンルーフは風切り音を低減する新世代の薄型デザインが採用され、明るさと開放感をもたらします。
直列4気筒 2.0リッターエンジン搭載
新型キックスのパワートレインには、最高出力141ps、最大トルク190Nmを発揮する新開発の2.0リッター直列4気筒エンジンが搭載。
このエンジンは最新のエクストロニックCVTと組み合わされ、スムーズな走行性能を実現しているという特徴があります。
なお、日本仕様では現行型から4WDモデルがラインナップされているものの、北米向けモデルではこの新型モデルから4WDシステムが初めて設定されることになります。
新型キックスの日本仕様を予想
新型キックスの日本仕様について予想できる内容を以下記載します。
e-POWER採用
日本仕様の現行型キックスは、全てe-POWERを活用したハイブリッドモデルのみしかラインナップされておらず、次期キックスでも同様にe-POWERモデルのみの発売と予想。
次期キックスのe‐POWERに関しては、新型セレナに搭載されている4Lのエンジンを使用した第2世代のe-POWERシステムが採用されると予想します。
日本発売時期は2025年度と予想
新型キックスは、北米では2024年8月に発売を開始。
しかしながら、日本市場では、新型キックスの発売はアナウンスされておらず、日本仕様の現行キックスが2024年6月20日に90周年記念車の発売と仕様向上が図られる等、世代交代はまだ行われる気配がありません。
さらに日産は、2024年3月25日に開催された日産の新経営計画「The Arc」説明会にて、今後発売する新型車の投入予定について発表しましたが、e-POWERの新型車に関しては、
- 2025年度に1車種
- 2026年度に3車種
と発表しており、2024年度内のe-POWERの新型車の発売に触れられていません。
そのことから2024年度内のe-POWERの新型車の発売はないと思われるため、次期キックスe-POWERの発売があるならば、2025年度以降の可能性が高いです。
それゆえ、e-POWERモデルのみラインナップされると思われる日本仕様の次期キックスの発売時期は2025年度と予想します。
キックスのフルモデルチェンジで注目すべきポイント
次期キックスで注目すべきポイントは、
- 最新デザインの採用
- 販売価格
の2点です。
次期キックスは、最新の日産のデザイン言語を取り入れる等、外観が大幅に刷新されており、質感の高さも感じられるデザインなだけに、ヤリスクロスやヴェゼル等の強力なライバル車と並んで人気となる可能性を秘めています。
このデザイン刷新がどこまでユーザーの支持が得られて次期キックスの売り上げに貢献できるかが一つ目の注目点です。
そして2点目の注目点である次期キックスの販売価格。
次期キックスは、本記事内でもお伝えした通り、充実した装備が特徴であり、販売価格次第ではコスパの良い車として支持を集めることができます。
次世代感と高級感のあるデザインでかつ、装備が充実していてコスパがいいとなれば、キックスは日産の中でも売れ筋の車と変貌を遂げることも可能でしょう。
次期キックスに関する最新情報が入れば追ってお伝えします。
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