マツダの新型SUV CX-8の最新情報を本記事ではご紹介します。
ミニバンの代替的存在として大人気モデルとなったCX-8。
2023年にはCX-80なるモデルの登場が有力となり、CX-8の行方に注目が集まっています。
そんなCX-8の最新情報と次期モデルのフルモデルチェンジ予想内容についてお話します。
CX-8 2022年12月のマイナーチェンジ最新情報
CX-8は、2022年12月下旬にマイナーチェンジを実施。
その改良の変更点の内容は次の通りです。
デザインの一部変更
2022年の改良では、
- フロントグリルをブロックメッシュタイプへ統一
- ヘッドライトとリアのテールライトを新型CX-5と同系統のデザイン
等といった一部デザインを変更。
ボディカラーの変更
新ボディカラーとして「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」を採用。
それに伴って「スノーフレイクホワイトパールマイカ」は廃止。
また、「プラチナクォーツメタリック」に関しては全グレードにて選択可能に。
クルージング&トラフィック・サポート(CTS)の機能追加
追従走行機能とステアリングアシスト機能によって、高速道路や自動車専用道路の渋滞時に運転疲労の軽減をサポートするシステムの「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)」を搭載。
特別仕様車グランドジャーニー&スポーツアピアランスを設定
特別仕様車としてグランドジャーニー(GRAND JOURNEY)とスポーツアピアランス(SPORTS APPEARANCE)を設定。
その他変更点
その他変更点としては、
- USB Type-Cの採用
- ワイヤレスApple CarPlayの採用
- Proactiveグレードの廃止
- Exclusive Modeの樹脂モールパーツのボディ同色化、内装のオーバーンを廃止してブラックへ変更
- スイッチの操作ひとつで任意に走行モードを切り替えられる「MAZDA INTELLIGENT DRIVE SELECT(マツダ インテリジェント ドライブ セレクト)」の採用
等といった内容となります。
新型CX-8の販売価格は、2,994,200円~5,058,900円(消費税込)。
CX-8のマイナーチェンジに関して、今後新たな最新情報が入り次第、更新します。
続いては、2代目となる次期CX-8の情報です。
次期CX-8のフルモデルチェンジ最新情報&予想
次期CX-8はFR化+直6エンジン搭載、PHV化の可能性も
2019年5月9日に開催されたマツダ2019年3月期決算説明会では、新世代商品群のLargeアーキテクチャーには、
- 直列6気筒 SKYACTIV-X
- 直列6気筒 SKYACTIV-D GEN 2
- 縦置きアーキテクチャー化(i-ACTIV AWD含む)
- 48V MILD HYBRID / PLUG-IN HYBRID
を活用すると発表されました。
CX-8はこのLargeアーキテクチャーに含まれるため、つまり次期CX-8はFR化され、直6エンジン搭載になる可能性が高いということです。
このラージプラットフォームはPHV対応の最適化の為開発が延期されていますが、RAV4 PHVが大ヒットしていることを考えるとCX-8 PHV登場の可能性も想定したい所。
CX-80へ名称変更の見通し
マツダは「MAZDA CX-80」の商標を2019年4月15日に出願し、2020年2月7日に商標登録されています。
そして2021年10月7日にマツダは、MAZDA CX-80を2022年から翌年にかけて新たに導入とも発表。
同時にCX-80は3列シートになることも発表されました。
またCX-5の継続は発表されているものの、CX-8の継続については発表されませんでした。
このことからCX-8はフルモデルチェンジを機にCX-80へ変更されると当サイトは予想しています。
次期CX-8/CX-80の日本発売時期は2023年後半が有力
CX-80は2022年から翌年にかけて新たに導入と発表されており、CX-80の日本発売は2023年後半が有力。
現時点での次期CX-8の情報は以上となります。
最新情報が入れば追ってお伝えします。
CX-8 2018年のマイナーチェンジの変更点!ターボ車「2.5T」追加
CX-8は、2018年11月にマイナーチェンジを実施。
マイナーチェンジ後の変更点は以下の内容に。
新型CX-8 パワートレインに2.5Lターボエンジン搭載
2018年のマイナーチェンジでCX-8に、2.5リッター直列4気筒直噴ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5Tを搭載したグレードが追加されます。
ターボ車が設定されるのは、「PROACTIVE」と「L Package」に。
「SKYACTIV-G 2.5T」は、CX-9から搭載されていますが、今回CX-8と共にCX-5にも搭載されることになりました。
「SKYACTIV-G 2.5T」エンジンスペック
・最高出力:169kW〈230PS〉/4,250rpm
・最大トルク:420N・m〈42.8kgf・m〉/2,000 rpm
・指定燃料:無鉛レギュラーガソリン
新型CX-8 2.5L NAエンジンモデルもラインナップ
今回のマイナーチェンジでは、ターボエンジンに加えて、自然吸気(NA)の2.5リッター直列4気筒直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」を搭載したモデルもCX-8にラインナップされます。
このNAエンジンモデルの駆動方式はFFのみとなります。
「SKYACTIV-G 2.5」エンジンスペック
・最高出力:140kW〈190PS〉/6,000rpm
・最大トルク:最大トルク252N・m〈25.7kgf・m〉/4,000 rpm
・指定燃料:無鉛レギュラーガソリン
新型CX-8 GVC プラス(G-ベクタリング コントロール プラス)標準設定
Gベクタリングを進化させたG-ベクタリング コントロール プラス(GVC プラス)が全車標準装備されました。
新型CX-8 内装の質感向上
質感・操作性向上の為、エアコンパネルのデザインと各種スイッチ・ダイアルのデザインが一新されました。
新型CX-8 アルミホイールの質感向上
- 17インチアルミホイールがダークシルバーからグレーメタリック
- 19インチアルミホイールがシルバーから高輝度シルバー
へとホイール塗装が新色へ変更して、質感向上が図られました。
新型CX-8 静粛性・快適性を向上
3列目シート周辺の車両後方リフトゲート、荷室フロア周り部分の遮音性能が強化され、静粛性が向上しています。
これによって、1列目から3列目まで普通の声量で会話できるようにされています。
また、自然な着座姿勢をとれるように前席センターコンソールのアームレスト高が約15㎜低くなりました。
自動ブレーキが夜間歩行者検知対応
自動ブレーキのアドバンストSCBSが夜間歩行者検知対応となります。
マツダコネクト(マツコネ)CarPlay /Android Auto対応 8インチ化は見送り
コネクティビティシステムのマツダコネクトがApple CarPlay とAndroid Autoに対応となります。
モニターサイズが7インチから8インチへ拡大されるのではと期待されていましたが、今回は見送りとなります。
また、「360°ビュー・モニター」が
・25S L Package
・25T L Package
・XD L Package、XD PROACTIVE
の各グレードに標準設定されました。
その他のグレードにはメーカーオプション設定となります。
新型CX-8 L Package専用装備
CX-8の今回改良された「L Package」の専用装備は以下の通りです。
シートベンチレーション機能搭載
前席のシート両側に、体との間にこもる不快な熱気を吸い出す「シートベンチレーション機能」が専用装備として搭載されました。
マルチピードメーター搭載
3眼メーター中央に7インチとなるフルカラーTFT液晶採用のディスプレイ型「7インチマルチスピードメーター」が設定されました。
スピードメーター指針表示部にて、TSR(交通標識認識システム)で検知した情報やMRCCで設定した上限速度の情報を確認することができます。
ルームミラーがフレームレス化
ルームミラーがフレームレス化(鏡面側の縁取りをなくした)したフレームレスインナーミラーを採用。
照明の工夫
インテリアの照明が白色LEDで統一されました。
また、シフトノブ周辺にダウンライト、前後席への足元照明が採用されています。
マツダの新型SUV「CX-8」の魅力!高級なデザインに注目
CX-8は、新型CX-5以上に高級なデザインとなっている所がポイントとなります。
CX-8のエクステリア(外観)
CX-8は、デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面に渡って採用。
海外専売車のCX-9とよく似たデザインとなっており、フロントグリルが新型CX-5と異なり、水平バーが装備されるデザインを採用しています。
メッキパーツをサイド下部に加え、新型CX-5にはなかったウインドウの上部分にも搭載するなどラグジュアリーな雰囲気を演出。
CX-5のロングというよりか、CX-9のコンパクトモデルといった雰囲気に。
コンビランプの間にメッキバーを装備させ、高級感を演出。国内マツダのフラグシップSUVとして堂々たるデザインに。
CX-8のボディサイズ
CX-8のボディサイズは、
- 全長4,900mm
- 全幅1,840mm
- 全高1,730mm
- ホイールベース2,930mm
となります。
CX-8のボディカラーは全7色
そしてCX-8に設定されたボディカラーは以下の7色となります。
〇マシーングレープレミアムメタリック
〇チタニウムフラッシュマイカ
〇ソニックシルバーメタリック
〇ジェットブラックマイカ
〇ディープクリスタルブルーマイカ
〇スノーフレイクホワイトパールマイカ
〇ソウルレッドクリスタルメタリック
CX-8のインテリア(内装)
CX-8のインテリアデザインに関しては、CX-9と新型CX-5を融合したようなデザインに。
<CX-9のインテリア>
<CX-5のインテリア>
CX-8のインテリアの中でも注目ポイントとなるのが、インパネとドアトリムデコレーションパネルに素材として本物の木を用いた本杢を採用しているという所。
線蜜でシャープな直線基調のデザインが美しさを感じさせられます。
そして、フロントコンソールのシフトパネル周りに関しては、サテンクロームメッキを採用して質感の高さを演出。
電動パーキングブレーキ(EPB)が採用されており、車が停車した時にブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持できる「オートホールド機能」も搭載されています。
コンソール後部のアームレストは、観音開きタイプとなっており、片側ずつ開けることが可能な仕様に。
セカンドシートには、温度を3段階に調整できるシートヒーターが採用されています(XD L Packageの場合)。
さらに7人乗りモデルに関しては、左右6:4分割可動式のベンチシート(独立スライド)を採用している所もポイントです。
また、本革に関しては、6時方向スポークのベゼルとステアリングのホイール部分に使用。
CX-8の室内空間は、全体として、美しい造形や豪華な素材採用、そして快適装備等によって、上質感あふれる高級仕様になっていることが伺えます。
- 定員乗車時は239L(ゴルフバッグ2個分)
- 3列目シートを倒した場合は572L
となっています。
このCX-8の売りは何といっても6人乗りの3列シートという部分です。
[su_box title=”ポイント” box_color=”#2857de”]ファミリー層に需要のある3列シート車を新たに導入することで、販売が足踏みしつつある現状を打破することが狙いと見られます。[/su_box]
このCX-8に関しては、マツダの小飼 雅道代表取締役社長兼CEOが次のように述べているとマツダ公式ブログにて記載されています。
「『CX-8』は、マツダらしい走りやデザイン・質感を備えながら、3列目まで大人がしっかり座れるパッケージングを実現した新型クロスオーバーSUVであり、多人数乗車とともに上質さをお求めになるお客様に向けた、マツダの新しい提案です。マツダは今後も継続的な進化を続けながら、すべてのお客さまに走る歓びと優れた環境安全性能をお届けすることで、お客さまとの間に特別な絆をもつブランドを目指してまいります。」
【出典:マツダ公式ブログ】
CX-8は静粛性にもこだわっている
新型CX-5でも静粛性の高さがアピールされていましたが、CX-8では、さらに静粛性向上に力が入れられています。
- Dピラー付近、室内天井部に吸音材配置
- パーティングシールをリフトゲートの上部分に配置
等の工夫を施すことによって、1列目から3列目まで会話を楽しめるような快適空間を実現。
CX-8の装備内容について
CX-8には、以下の先進装備が搭載されています。
- 新型CX-5同様のi-ACTIVSENSE(歩行者検知対応の自動ブレーキシステム「アドバンストSCBS」や全車速対応化されたMRCC等)
- G-ベクタリング コントロール(GVC)
- ナチュラルサウンドスムーザー
- ナチュラルサウンド周波数コントロール
- マルチインフォメーションディスプレイ(カラー化されたもの)
- 360度ビューカメラ
CX-8のパワートレイン、ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」
CX-8はディーゼルエンジン専用モデルとなります。
搭載エンジンには、ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」を採用。
SKYACTIV-G 2.5T(2.5L直4直噴ガソリンターボエンジン)の搭載も期待されましたが、「SKYACTIV-D 2.2」のみとなります。
[su_box title=”SKYACTIV-D 2.2エンジンスペック” box_color=”#2857de”]
トランスミッション 6EC-AT
最高出力140kW(190PS)/4500rpm
最大トルク450Nm(45.9kgm)/2000rpm
[/su_box]
[su_box title=”燃費性能” box_color=”#2857de”]
<JC08モード>
17.0~17.6km/L
<WLTCモード>
15.4~15.8km/L
・市街地モード:12.5~km/L
・郊外モード:15.3~km/L
・高速道路モード:17.5~km/L[/su_box]
CX-8は、実施2017年2月に発売された新型CX-5の派生モデルと見られていますが、実際にはCX-9をベースとしているため、CX-9のダウンサイジングモデルと見ることもできます。
実は、マツダの商標登録に関しては、2006年9月1日に、
- MAZDA CX-1
- MAZDA CX-2
- MAZDA CX-3
- MAZDA CX-4
- MAZDA CX-5
- MAZDA CX-6
- MAZDA CX-8
が登録されています。
※こちらのサイトで、商標出願番号を2006-2878と入力すれば見れます。
これを考えると、CX-1とかもいつか出たりして・・・なんてわずかながらも期待もしてしまいますよね。
(ちなみに、CX-7とCX-9は2006年11月24日に登録されています)
マツダ 3列シートのミニバンはCX-8に置き換わった
これまで、マツダには3列シート車のミニバンとして、
MPV
ビアンテ
プレマシー
をラインナップしてきました。
しかしながら、MPV、ビアンテ、プレマシーの全てのモデルは、生産終了となりました。
その理由は、2017年を目途にマツダはミニバンから撤退し、世界的に人気となっているSUV等に注力をそそぐ方針になったからです。
ビアンテ・プレマシーの後継がCX-8、MPV後継がCX-9
北米で2016年に発売された新型CX-9が、MPVやビアンテを実質統合した後継車とこれまで見られていました。
私的には、
- ボディサイズが全長 4860mm、全幅 1850mm、全高 1,685mmと大きかったMPVの実質後継車が新型CX-9
- MPVよりもサイズが小さく日本向けサイズだったビアンテ・プレマシーの実質後継車がCX-8
だと思っています。
日本国内では、トヨタのノア・ヴォクシー、日産のセレナ、ホンダのステップワゴンといった3列シートのミニバンが大きく売れている状況ですが、本来であれば、マツダもこのミニバン市場で勝負をかけたい所でしょう。
だからこそ、2017年を目途にミニバンから撤退して、CXシリーズのSUVに注力をそそぐというのは必然とも言えます。
CX-8の人気が高まる中、SUV市場はさらなる盛り上がりを見せることになりそうです
おまけ
あなたが今乗っている車がいくらで売れるかご存じですか?
何も知らずに車下取りに出してしまうと、安く買い取られて大きく損する恐れがあります。
本来200万円で売れる価値があったのに、100万円で下取りされてしまうと100万円の損となってしまいますよね。
そうならないためにも、事前に愛車の現在の売却価値を知っておく必要があります。
例えば、200万人以上の利用実績があるこういった有名なサイトを使えばあなたの車が最高いくらで売れるのかをスグに調べられます。
完全無料で調べられるので、損をしないためにもあなたの車の最高買取額をチェックしてみませんか?